日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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サンティアゴ巡礼「銀の道」(Camino de Santiago de la Plata)2019 : El 5 y el 6 de agosto「巡礼完歩」

サンティアゴ巡礼「銀の道」(Camino de Santiago de la Plata)2019 : El 5 y el 6 de agosto「巡礼完歩」(Peregrinación a pie perfecta)


巡礼9日目は

VILLAFRANCA DE LOS BARROS –Almendralejo – Torremejia (33,3 KM)。

10日目は

TORREMEJÍA – MÉRIDA (16 KM) 。


9日目はAlmendralejoに寄ったので33,3 KMの行脚になってしまったが、私の巡礼不文律は1日の行脚が原則30 km を超えないことである。

アルベルゲが無い町や巡礼者の少ない真夏のアンダルシアではアルベルゲを閉めていることもある。そういうときは予定到着地の次の町へ歩き続けることも生じる。

当然のことだが、巡礼中の判断の結果は巡礼者自身が請負う。


私の巡礼不文律の中に「完歩」がある。(una de mis lemas en la peregrinación es 'peregrinación a pie perfecto')

巡礼路はすべて歩き通す。道中、親切な人に「車に乗せてあげる」と言われることが屡々あるが、私の巡礼のモットーが「完歩」であることを伝えて、丁重にお断りする。

この「完歩」はこれまでの4度の巡礼でも達成されて来たし、今回では既にセビージャの町に到着したときから始まっていた。


私はキリスト教徒でも何でもないが、敬虔な巡礼者たちには敬意を払う。彼らに失礼の無いように心掛けたい。以前の巡礼路で、石だらけの悪路を裸足で歩く巡礼者に出逢ったこともある。巡礼を通して心身の深く高い到達を実践している巡礼者が現在でも少なくないのである。


私にとっての巡礼は、少なくとも心身のグレードアップを目指している。この巡礼を終えたとき、自分の心身が今より幾分かでもグレードアップされていることを期待して、明日も歩き続ける。


写真(la foto)は、サンティアゴ巡礼路の象徴(los símbolos de Camino de Santiago)  であるホタテ貝(Concha)の印と黃矢印(Flecha amarilla)が道標の道を背景に。

特に黄色の矢印は巡礼者にとって命の綱とも言うべきもの。この黃矢印を見失ったときの心細さは巡礼経験者なら誰でも理解できるだろう。

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