日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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サンティアゴ巡礼「銀の道」(Camino de Santiago de la Plata)2019 : El 3 y el 4 de agosto「胃が小さくなる巡礼」

サンティアゴ巡礼「銀の道」(Camino de Santiago de la Plata)2019 : El 3 y el 4 de agosto「胃が小さくなる巡礼」(El estómago se hace más pequeño durante la peregrinación)


巡礼6日目は

FUENTE DE CANTOS – ZAFRA (24,6 KM)。

7日目は

ZAFRA – VILLAFRANCA DE LOS BARROS (19,2 KM)。


サンティアゴ巡礼は今回で5度目になるが、巡礼の旅から帰って来ると、バルセロナの知人たちは私の姿を見ていつも驚く。骨川筋右衛門になっているからである。たいてい10 kg 前後は痩せて帰って来る。


とりわけ今回は酷暑の巡礼路だから、出発段階から、気をつけなくては、と思っていた。短期間で10 kg以上の減量は危険だろう。その心配を早くもしなければならなくなった。セビージャ出発から1週間経ったところだが、鏡を見ると、ゲッソリと痩せさらばえた顔が映っていた

(Perdí mucho peso en una semana de peregrinación)。


しかも日焼けし放題の真っ黒け。目鼻も顔の輪郭も分からないくらいの何か黒い物体がそこにあった。


こういうときは胃も疲労困憊で食欲も減退する。レストランに入ると私は特別メニューを店のマスターに注文する。


夏のアンダルシアで熱いスープ。それが無いときはガスパチョ。そして数切れのパン。とにかく食べなくては、という意識を持って旅を続ける。


酷暑のアンダルシアでの巡礼は、胃が小さくなる巡礼なのである(el estómago se hace más pequeño durante la peregrinación)。


今日の巡礼では牛、馬、黒豚、羊たち、と様々な動物たちに挨拶されたが、最も驚いたのが、若いフランス女性1人巡礼の「逆打ち」巡礼行に出逢ったことである。


彼女は大きなバックパックとキャリーバッグを引きずりながら、この猛暑の中をセビージャまで行くと言う。


ああ、無謀過ぎる。しかし、賢明な彼女の判断と幸運を信じて、互いに逆方向へ行脚の旅を続けた。


写真(la foto)は、本場アンダルシアのガスパチョを前に。(Gazpacho Andaluz)

胃が疲労困憊していると言いながら、冷たいビールは、やはり欠かせない。

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