日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年11月16、17日) : 栄子(Eiko)と一郎(Ichirô)のパスポート表記

#スペイン #バルセロナ #Japonés #ローマ字 #水飲み場 *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月16、17日) : 栄子(Eiko)と一郎(Ichirô)のパスポート表記 では、日本のローマ字表記ではどうなっているか。 文科省の「ローマ字のつづり方」(内閣告示第一号)では長音については、 「そえがき 4 長音は母音字の上…

バルセロナから(2018年11月14、15日) : 平井堅の「トケイ」と森昌子の「センセイ」

#スペイン #バルセロナ #Japonés #平井堅/森昌子 #Casa Milà *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月14、15日) : 平井堅の「トケイ」と森昌子の「センセイ」 たとえば「時計」をローマ字で「tokee」と表記している日本語教材があるが、これは勇み足と言わざるを得ないだろう。 アメリカの童謡『大きな古時計』や…

バルセロナから(2018年11月12、13日) : 「おねえさん」、えっ、「おねいさん」?

#スペイン #バルセロナ #Japonés #tokei/tokee #グエル公園(Parque Güell) *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月12、13日) : 「おねえさん」、えっ、「おねいさん」? 前回は、日本語の「エ列+い」の発音は文字通り「-eイ」なのか、それとも「エの長音」として認識すべきなのか、という問題を提起…

バルセロナから(2018年11月10、11日) : 「時計」は本当に「トケー (tokē)」なのか?その混迷ぶりを観る

#スペイン #バルセロナ #Japonés #tokei/tokee #Origami(Pavo real) *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月10、11日) : 「時計」は本当に「トケー (tokē)」なのか?その混迷ぶりを観る 「時計」「映画」は「トケイ」「エイガ」のように「e+イ」と発音するのか、それとも「トケー」「エー…

バルセロナから(2018年11月8、9日) : 「4分」が「よんぷん(Pun)」と誤読されているのはなぜか?

#スペイン #バルセロナ #日本語 #ぷん/ふん #チョコレート通りのおじさん *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月8、9日) : 「4分」が「よんぷん(Pun)」と誤読されているのはなぜか? 日本語初歩クラスで、時間の「ふん/ぷん」を教える。「4分」は「よんふん(4 Fun)」なのか「よんぷん(4 Pun)」なのか。 日本語の…

バルセロナから(2018年11月7、8日) : 「そんなバカなこと(が/は)ない」を考える

#スペイン #バルセロナ #日本語 #助詞ハとガ #言語交換(intercambio de idiomas) *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月7、8日) : 「そんなバカなこと(が/は)ない」を考える さて、以上数回に渡って述べてきた、「は」と「が」の基本的な性格の違い、を頭に入れながら、この問題の最初の回で提示した文例を改…

バルセロナから(2018年11月5、6日) : 「私(は/が)田中です」の根本的相違

#スペイン #バルセロナ #日本語 #助詞ハとガ #モンゴルのゲル *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月5、6日) : 「私(は/が)田中です」の根本的相違 「が」と「は」には、前回述べた違い、即ち、 (1)格助詞「が」はその前に置かれている「主部」に注目させ、 係助詞「は」はその後に置かれている「述部」に注目させる。 に加えて…

バルセロナから(2018年11月3、4日) : 助詞「は」と「が」の本質的性格の相違を観る

#スペイン #バルセロナ #日本語 #助詞ハとガ #NAKAMA *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月3、4日) : 助詞「は」と「が」の本質的性格の相違を観る 前回述べたように、2つの助詞「は」と「が」は性格が根本的に違うことが想像できるだろう。 助詞の種類で言っても「は」は「述部」に係っていく性格の係(かかり)助詞だが、「が…

バルセロナから(2018年11月1、2日) : なぜ「そんなバカなこと《×が》ない」と言えないのか?「は」VS「が」の本質

#スペイン #バルセロナ #日本語 #「は」VS「が」 #逆さサグラダ・ファミリア *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年11月1、2日) : なぜ「そんなバカなこと《×が》ない」と言えないのか?「は」VS「が」の本質 次の文は、どうして「が」がダメで「は」OKなのか、考えてみる。 A そんなバカなこと《が》ない × B そんなバカなこ…

バルセロナから(2018年10月30、31日) : 日本語が曖昧な言語とは誰が言ったのか?

#スペイン #バルセロナ #日本語 #言語 #ハローウィン *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月30、31日) : 日本語が曖昧な言語とは誰が言ったのか? ときに仮定法に入れられる「と」の性格は、次に示すような「過去の客観的叙述」に、より典型的に現れている。 ・窓を開ける《と》、外は雪だった。 これは、条件Aのもとで「継起」(引…

バルセロナから(2018年10月28、29日) : 「東京に行け《ば》、君を許してもいい」(◯)と「東京に行く《と》、君を許してもいい」(☓)の違いは?

#スペイン #バルセロナ #日本語 #ば/と #サイン会 *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月28、29日) : 「東京に行け《ば》、君を許してもいい」(◯)と「東京に行く《と》、君を許してもいい」(☓)の違いは? 《カテイ君》: 前回まで「ば」「たら」「なら」について触れて来た。残る仮定形は《と》形だね。 《と》形は「条件Aの…

バルセロナから(2018年10月26、27日) :「東京に行け《ば》、電話して下さい」(☓) と「東京に行っ《たら》/行く《なら》、電話して下さい」(◯) を考える

#スペイン #バルセロナ #日本語 #ば/たら/なら #La esencia del japonés *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月26、27日) :「東京に行け《ば》、電話して下さい」(☓) と「東京に行っ《たら》/行く《なら》、電話して下さい」(◯) を考える 《イフ君》:これまでの君の仮定法の説明を俺なりにまとめると…

バルセロナから(2018年10月24、25日) : 「東京に行っ《たら》」と「東京に行く《なら》」の正体

#スペイン #バルセロナ #日本語 #たら・なら #ナスの漬物(Berenjena embuchada) *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月24、25日) : 「東京に行っ《たら》」と「東京に行く《なら》」の正体 前回の《イフ君》《カテイ君》の2人の会話から、我々は、「たら」や「なら」は「たらば」「ならば」の「ば」の取れた形で…

バルセロナから(2018年10月22、23日) : 日本語には「if」(仮定法)がどうして4つ(ば/なら/たら/と )もあるのだろう?

#スペイン #バルセロナ #日本語 #ば/なら/たら/と #パエリア *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月22、23日) : 日本語には「if」(仮定法)がどうして4つ(ば/なら/たら/と )もあるのだろう? 日本語の「if」、つまり「仮定法」と言われているものが日本語では「ば/なら/たら/と」と4つもある。これらの仮定法にはど…

バルセロナから(2018年10月20、21日) : 動詞「焼く」に日本人の贖罪意識を観る

#スペイン #バルセロナ #日本語 #自然への欠損 #タイル画 *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月20、21日) : 動詞「焼く」に日本人の贖罪意識を観る 「焼く」を例にして、「欠損」の意味を持つグループの動詞がどのような変遷を経て今日の型になったか、見てみよう。 古語「焼く」は、四段活用で他動詞、下二段活用で自動詞の機能をそ…

バルセロナから(2018年10月18、19日) : 「焼く・焼ける」「砕ける・砕く」のグループの奇妙な共通点

#スペイン #バルセロナ #日本語 # 自動詞・他動詞の型#言語交換 *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月18、19日) : 「焼く・焼ける」「砕ける・砕く」のグループの奇妙な共通点 「自動詞・他動詞」がペアの形を持つ「有対(ゆうつい)動詞」は、大きく次の4つ分けられる。 (1)《他》動詞が「-す(せる)」の型: 例「合う・合わ…

バルセロナから(2018年10月16、17日) : 「開く・開ける」「焼く・焼ける」はなぜ自動詞・他動詞が逆なのか

#スペイン #バルセロナ #日本語 #自動詞・他動詞 #幽霊 *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月16、17日) : 「開く・開ける」「焼く・焼ける」はなぜ自動詞・他動詞が逆なのか 日本語の自動詞と他動詞を見分けるには幾つかの方法が考えられるのだが、動詞の形から見分けることは可能なのだろうか。 形の上から動詞の自他を分類してみる…

バルセロナから(2018年10月14、15日) : 「できる」はなぜ「出来る」と書くか?

#スペイン #バルセロナ #日本語 #出来る #グエル公園(Parque Güell) *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月14、15日) : 「できる」はなぜ「出来る」と書くか? 日本語の自動詞・他動詞の研究は江戸時代の盲目の国学者である本居春庭の『詞八街(ことばのやちまた)』が有名であるが、その自動詞・他動詞の概念は英文法の…

バルセロナから(2018年10月12、13日) :「ドアが【開】きますので、ご注意願います」の真実

#スペイン #バルセロナ #日本語 #自動詞 #チュロス(Churros) *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月12、13日) :「ドアが【開き】ますので、ご注意願います」の真実 日本の電車に乗っていると、 「ドアが【開(あ)き】ますので、ご注意願います」 というアナウンスが車内に流される。こういう場合は日本語の【自】動詞「開く…

バルセロナから(2018年10月10、11日) : 日本語の変化と自律性を想う

#スペイン #バルセロナ #日本語 #「を」の発音 #人形浄瑠璃 *(Puedes leer por Google Traductor) バルセロナから(2018年10月10、11日) : 日本語の変化と自律性を想う けっこう前からの兆候だが、日本語を独学で勉強して来たり、他の学校から私の所に来た日本語学習者の、「を」の発音が「ウォ」になっている割合が最近とみに増加して来ているような気がする。 …