日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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2018年8月のブログ記事

  • バルセロナから(2018年8月29、30日) : 日本語放棄への驚くべき提案

    #スペイン #バルセロナ #日本語放棄 #Park Güell バルセロナから(2018年8月29、30日) : 日本語放棄への驚くべき提案 明治維新の直後、森有礼が提案した「国語英語化論」と第二次世界大戦の直後、志賀直哉が提案した「国語フランス語化論」。 両論とも、一つの国家がそのアイデンティテ... 続きをみる

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  • バルセロナから(2018年8月27、28日) : 「日本語」は葬り去られようとした

    #スペイン #バルセロナ #日本語観 #グエル公園 バルセロナから(2018年8月27、28日) : 「日本語」は葬り去られようとした 母語を消滅の危機から守る、という発想や運動は世界でも珍しくない。スペインのバスク語やカタルーニャ語などはその回復運動が顕著に表れた例だ。 しかし、自ら母語・母国語... 続きをみる

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  • バルセロナから(2018年8月25、26日) : スペイン、カタルーニャにて母語「日本語」を想う

    #スペイン #バルセロナ #日本語教師 #Sagrada Família バルセロナから(2018年8月25、26日) : スペイン、カタルーニャにて母語「日本語」を想う 日本国内では国語教師として日本の教育界に関わって来た私だが、同様に海外、具体的にはメキシコとスペインでは日本語教師として「日本... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月23、24日) : 日本人の「自我」を想う

    #スペイン #バルセロナ #自我 #恐竜 バルセロナから(2018年8月23、24日) : 日本人の「自我」を想う 日本のアマスポーツ界や教育界で噴出しているパワハラや異状な忖度による醜聞は、時代錯誤な「縦社会主義」と滑稽な「拝金主義」が手を結んだ日本社会の「仕組み」が背景となっているのだろうか。... 続きをみる

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  • バルセロナから(2018年8月21、22日) : 教育界にも日本社会の歪みが

    #スペイン #バルセロナ #教育界 #Casa Batlló バルセロナから(2018年8月21、22日) : 教育界にも日本社会の歪みが 日本に激震を起こしているアマスポーツ界のパワハラ、歪んだ忖度は同時に教育界をも呑み込んでいる。 某大学のアメフト部やチアリーダー部の指導者のお粗末さ、そして某... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月19、20日) : 現代の"武士道"

    #スペイン #バルセロナ #武士道 #折り鶴 バルセロナから(2018年8月19、20日) : 現代の"武士道" 出るわ出るわ。水道の蛇口をヒネっているわけではない。 日本からの報道を観ているのである。 アマスポーツ界や教育界の不正と不適切行為が表面化されている。 日本社会に澱む、異状な「縦社会」... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月17、18日) : アジア人としての日本人

    #スペイン #バルセロナ #アジア人 #日本人 バルセロナから(2018年8月17、18日) : アジア人としての日本人 サグラダ・ファミリアの前で写真を撮ってもらおうと、近くにやって来た青年に頼んだ。 青年は快く引き受けてくれたが、その友人らしき若者が痰を切るような音を出しながら青年に意味深な笑... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月15、16日) : 終戦の日に日本社会の「仕組み」を想う

    #スペイン #バルセロナ #男女格差ランキング #Camino de Santiago バルセロナから(2018年8月15、16日) : 終戦の日に日本社会の「仕組み」を想う 天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず、とは福沢諭吉の有名な言葉である。 なるほど、明治維新以来、日本は「平等」な国を目... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月13、14日) : ヤクザと日本社会

    #スペイン #バルセロナ #ヤクザ #カサミラ バルセロナから(2018年8月13、14日) : ヤクザと日本社会 「義理と人情」と言えば、高倉健の唄う「唐獅子牡丹」がある。 ♪ 義理と人情を 秤にかけりゃ 義理が重たい男の世界 ♪ この場合の「男の世界」は高倉健が演じたヤクザに直結している。 「... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月11、12日) : スペインの「人情」と日本の「義理」

    #スペイン #バルセロナ #義理 #人情 バルセロナから(2018年8月11、12日) : スペインの「人情」と日本の「義理」 スペインに来たばかりのころ、立ち飲みバルでたまたま横に居て親しくなった地元の人が、いつの間にか、私の分も支払って、いつの間にか立ち去っていた、なんてことが度々あった。 粋... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月9、10日) : 旅を栖(すみか)とする

    #スペイン #バルセロナ #西日本豪雨 #騎馬民族 バルセロナから(2018年8月9、10日) : 旅を栖(すみか)とする 治承四年卯月廿九日のころ、中の御門京極のほどより、大なるつじかぜ起りて、六條わたりまで、いかめしく吹きけること侍りき。三四町をかけて吹きまくるに、その中にこもれる家ども、大な... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月7、8日) : 凛とした日本人

    バルセロナから(2018年8月7、8日) : 凛とした日本人 元暦二年のころ、おほなゐふること侍りき。そのさまよのつねならず。山くづれて川を埋み、海かたぶきて陸をひたせり。土さけて水わきあがり、いはほわれて谷にまろび入り、なぎさこぐふねは浪にたゞよひ、道ゆく駒は足のたちどをまどはせり。 阪神淡路大... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月5、6日) : 広島原爆の日に歌う

    バルセロナから(2018年8月5、6日) : 広島原爆の日に歌う ふるさとの街やかれ身よりの骨うめし焼土(やけつち)に 今は白い花咲くああ許すまじ原爆を 三度(みたび) 許すまじ原爆をわれらの街に ひょっとした折、この歌を口ずさむことがある。 73年前の今日、広島に原爆が投下された。 少年の頃この... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月3、4日) : 人智・時空を超えた存在に語り掛ける

    バルセロナから(2018年8月3、4日) : 人智・時空を超えた存在に語り掛ける あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみか... 続きをみる

  • バルセロナから(2018年8月1、2日) : ふじ山との対話で日本を想う

    バルセロナから(2018年8月1、2日) : ふじ山との対話で日本を想う 行く川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。 出日本を叶えて早30数年。みそぢの年月は夢のごとし。 卅年のう... 続きをみる

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  • バルセロナから(2018年7月30、31日) : ノーベル文学賞候補常連だった安部公房を想う

    バルセロナから(2018年7月30、31日) : ノーベル文学賞候補常連だった安部公房を想う 松本清張原作の映画『砂の器』を動画サイトで堪能したのに気を良くして"砂"つながりで映画『砂の女』を見つけた。 生前は三島由紀夫と共にノーベル文学賞候補の常連だった安部公房の代表作を映画化したものである。 ... 続きをみる