バルセロナから(2018年6月29日) : 日本文化年の想い出

一時帰国の荷物を整理していたら、2000-2001年に架けて私がバルセロナで主催した「バルセロナ日本文化年」関係の資料が出て来た。

その中でも笑ったのはカタルーニャの新聞社が発行する雑誌に載った私の顔写真だ。

知らないうちに撮られたショットだが、いかにもサムライ風に使われている。

極東の小さな島国から唯一人頼りもないスペインにやって来て、バルセロナで開校した日本語学校が十周年を迎えようとしていた。

まだ、欧米何するものぞ、という多少の若い気負いも抜け切れていない頃の顔である。

今ならもう少し穏やかな表情で写ったかもしれない。

でも、この頃の自分もなかなかいい面構えじゃないか、今の自分はどうなんだ？

という20年前の自分に、何やら突き付けられたような気もした。