日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年3月25日) : 「スペイン語はいかが」(18)私の母=なんてこった?

バルセロナから(2018年3月25日) : 「スペイン語はいかが」(18)私の母=なんてこった?


「さ」で始まる日本語「猿」の発音のスペイン語にはsal(サる / 塩)がある。「猿が塩をなめる」イメージで覚えておこう。スペイン語の「サラダ」はensalada(エンサらダ)で形容詞salado/a「塩辛い」から来ている。


同じ綴りでも動詞のsalがある。発音は「去る」で面白いことに意味は「去れ」だ。これはsalir(サりール/ 去る。出る)の「tú(君。お前)に対する命令形」だ。例えば ¡Sal de aquí!(サる デ アキ / ここから出て行け!)のように使う。この場合SalはVete(ベテ)に置き換えて¡ Vete de aquí!でも同じ意味だ。

因みにsalida(サりーダ)は「出口」の意味だ。


日本語の「皿」の発音のsala(サら)の意味は「部屋。室」。「皿置き室」と覚えよう。「部屋」を表すスペイン語はいくつかあるけど、salaは特に「~室」の形で使われる。

例えば

Sala de espera(待合室)のように使われることが多い。


室内サッカーのフットサルはfútbol de salón(フットゥボる デ サろン)の短縮形だ。「住まいの部屋」はhabitación(アビタしオン)かcuarto(クアルト)と言うのが普通だ。 「し」で始まる日本語「舌」に近い発音でcita(しタ /人と会う約束。デート。引用)がある。「舌(口)約束でデート」と覚える。

例えば、

Tengo una cita con ella. (テンゴ ウナ しタ コン エジャ / 僕は彼女とデートの約束があるんだ)のように使う。 「た」で始まるに日本語「蛸(タコ)」にはtaco がある。日本でもよく知られたメキシコ料理のタコス(tacoの複数形tacos)だ。これはtortilla(トルティージャ) に肉・チーズ・野菜などを包んだtaco「詰め物」の意味から来た食品名なんだ。


メキシコのtortillaはトウモロコシmaíz粉から出来ているけど、スペインでtortillaと言えば、ジャガイモpatata(パタタ)の入ったスペイン風オムレツtortilla españolaだ。日本で言う卵huevo(ウエボ)だけのシンプルなオムレツはスペインではフランス風トルティージャtortilla francesaと言う。


また、これらとは別にtacosには「隠語」という意味もある。


ところで、ジャガイモpatataはpapa(パパ)とも言うけど、実はローマ法王も親しみを込めてPapa(最初のPが大文字)と呼ばれる。


スペイン語ではお父さんpadre(パドレ)をパパと呼ぶときはpapáのようにアクセントが後ろにくるから法王と間違えることはない。お母さんmadre(マドレ)をママと呼ぶときもmamáのようにアクセントが後ろにくる。


ついでに、間投詞ふうに¡Madre mía!(マドレ ミア / 私の母)と言えば驚きの「なんてこった!」の意味になるから注意。これは、¡Dios mío!(ディオス ミオ / 私の神様)でも同じ意味だ。

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