日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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サンティアゴ巡礼「銀の道」(Camino de Santiago de la Plata)2019 : El 29 y el 30 de agosto 「巡礼者は地元にどう迎えられるか?」(¿Cómo son recibidos los peregrinos por los locales?)

サンティアゴ巡礼「銀の道」(Camino de Santiago de la Plata)2019 : El 29 y el 30 de agosto 「巡礼者は地元にどう迎えられるか?」(¿Cómo son recibidos los peregrinos por los locales?)


巡礼33日目(el 33er. día)は

Molinaseca ― Campo ― Ponferrada ― Columbrianos ― Fuentes Nuevas ― Camponaraya ― Cacabelos (23,5 km)。


34日目(el 34º. día)は

Cacabelos ― Villafranca del Bierzo ― Pereje ― Trabadelo ― La Portela de Valcarce ― Vega de Valcarce (22,6 km)。


サンティアゴ巡礼者は訪れた町や村にどう迎えられるのか?(¿Cómo son recibidos los peregrinos de Camino de Santiago por los locales?)


巡礼者の迎えられ方は町や村によって様々であるが、敬意と親愛をもって迎えられる、と受け止めて良いと思う。


ある村に疲労困憊でやっと辿り着いた瞬間、どこからか巡礼者への畏敬を込めた歓声が聞こえてきたり、通り過ぎる住人たちが慰労を示す笑顔で迎えてくれた。


こういう村は自治体が先頭に立って、サンティアゴ巡礼者を暖かく迎え入れる準備が出来ていて、巡礼者にとっては過酷な巡礼行脚の後だけに、誠に嬉しい限りで、酷暑と悪路を乗り越えてこの村に辿り着けた喜びを噛み締める。


もちろん町村によってはサンティアゴ巡礼そのものへの知識や理解の薄い地元もある。それは、辿り着いてすぐ道を尋ねたりして地元の人たちと話を交わせば分かることであり、余所者が集められた新しい町村などは、ときおり、巡礼者に無関心な印象の所もある。だが、概して巡礼者は暖かく迎えられる。


それどころか、まるでサント(聖者。Santo)を迎えるような畏敬の念さえ感じられることもある(Incluso puede sentir el asombro de los lugareños como si fuera recibido como un santo)。

この村に来て良かった、と思う瞬間である。


日本の四国お遍路には「お接待」という、地元の皆さんによる伝統があるが、スペインのサンティアゴ巡礼にもそれはある。


サンティアゴ巡礼の場合は、住人だけでなく、市町村、自治体、あるいは国が先頭に立って、サンティアゴ巡礼者を労おうとする印象が強い。その行政が行き届かない地元もあるが。


アルベルゲなどの巡礼者専用に低価格あるいは寄付だけで宿泊を提供したり、巡礼者価格の定食を用意してくれたり、などは特に1ヶ月以上の巡礼者たちには強力な援軍となる。


写真(la foto)は、今日のVillafranca del Bierzo村で寄ったバル(en un bar)での一枚。このバルのテラス席は、過去の巡礼で既に3度お世話になっている、お気に入りの場所である。

チョリソを挟んだボカディージョ(un bocadillo de chorizo)とカフェ・コン・レチェ(un café con leche)。今日の朝食(desayuno de hoy)である。

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