日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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サンティアゴ巡礼「銀の道」及び「フランス人の道」(Camino de Santiago de la Plata y Francés)2019 : El 29 y el 30 de agosto 「ガリシアに入って、ベジタリアンの話題を楽しむ」(Entré en Galicia y disfrutamos de temas vegetarianos)

サンティアゴ巡礼「銀の道」及び「フランス人の道」(Camino de Santiago de la Plata y Francés)2019 : El 29 y el 30 de agosto 「ガリシアに入って、ベジタリアンの話題を楽しむ」(Entré en Galicia y disfrutamos de temas vegetarianos)


巡礼35日目(el 35º. día)は

Vega de Valcarce ― Ruitelán ― Las Herrerías ― La Faba ― La Laguna ― O Cebreiro ― Liñares ― Hospital de Condesa ― Alto do Poio ― Fonfría (26,6 km)。


36日目(el 36º. día)は

Fonfría ― Viduedo ―

Triacastela ― Sun Xil ― Furela ― Pintín ― Carvor ― Sancristobo ― Renche ― Samos (30,1 km)。


昨日はついに最終目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラの在るガリシア地方に入った(Entré en Galicia)。


スペインというと乾いた赤土の山々をイメージする人も多いだろうが、スペイン北部、とりわけガリシア地方に入ると、そのイメージは一変する。


青々とした山々や鬱蒼と繁った森林を目にすれば、ふと日本の緑豊かな風景を思い浮かべるだろう。


その潤いのある自然風景そして何よりも素朴なガリシア人の人情に触れれば、この地の魅力に捉えられる。


そして特筆すべきは、ガリシア料理である。

ガリシアの野菜煮込みは、一口目で日本の味噌汁を思い起こさせる。見た目も味も日本のホウレンソウとジャガイモ入り味噌汁そっくりなのである。これは旨い、と唸ること間違いなし。


そのガリシア風野菜煮込みを、昨日はFonfríaの夕食で巡礼者仲間と楽しく頂いた。


メインディッシュは牛肉、レンズ豆、赤ピーマンなどの盛り付けであった。

イタリア人の青年とカナダ人の夫婦がベジタリアンだったので、彼らには肉抜きの盛り付けとなった。


テーブルでの話題がベジタリアンになったので、日本の肉食事始め、を私が紹介した。


江戸時代、庶民が獣の肉を食べるのは表面上はタブーだった頃、ある侍が兎を食べて、それを咎められると「兎は獣ではない。ほら高く跳び上がるだろう。兎は一羽二羽と数える鳥の仲間である」と言い訳をしたそうだ。


この話、思いの外受けて、楽しい笑いが生まれて、話し手の私もホッとした。


彼らには鳥が獣でないとは、という点が笑いのツボに入ったらしい。外国人巡礼者相手に、兎を数える助数詞が一羽二羽、という点までは、さすがに話さなかった。


写真(la foto)は、その日の巡礼者たちの夕食風景である(disfrutamos de temas vegetarianos en la cena de los peregrino)

ガリシア風野菜煮込みは、私は2度もお代わりした。

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