日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年3月29日) : 「スペイン語はいかが」(22) mamá(ママ)とmama(乳房)、papá(パパ)とpapa(ジャガ芋)そしてPapa(ローマ教皇)

バルセロナから(2018年3月29日) : 「スペイン語はいかが」(22) mamá(ママ)とmama(乳房)、papá(パパ)とpapa(ジャガ芋)そしてPapa(ローマ教皇)


(写真 : セビリアから約9Km北に位置するスペイン最古、紀元前206年に築かれた古代ローマ都市の遺跡イタリカ(Italica)にて)


さあ、マ行で始まる日本語を見てみよう。


まず「マ」から。日本語「孫」に似た発音のスペイン語はmago(魔術師)。これはストレートに「孫は魔術師」で覚える。


日本語の「ママ」(お母さん)は最初の「マ」にアクセントがあるがスペイン語のmamáは後ろにアクセントが来る。papáも同様だ。これをmamaとアクセント記号なしで前にアクセントを置くと「乳房」の意味になる。「乳がん」はcancel de mama(カンせる デ ママ)となる。


アクセント記号のないpapa だとジャガイモ(patata)のことで、更に最初を大文字で Papa とすると、なんとローマ教皇を親しみを込めた言い方になるんだ。


ついでに言うと、

「マ」で始まる日本語の発音に似たスペイン語は、他にmar(マル「海」)又は mal(マる「悪い」)が」ある。

魚の「マス」の発音ではmás~(もっと~)がある。


日本語の「又」に似た発音ではmata「彼・彼女・あなたが殺す」。matar(マタール「殺す」)の三人称単数形)。だから日本語の別れの挨拶「じゃ、また」の発音を写したスペイン語表現 ya mataは「もう、(彼は)殺す」の意味になるからちょっと怖いね。


次に「ミ」で始まる言葉。日本語「見る」の発音のスペイン語 mil(ミる)は「千」の意味になる。「ム」「メ」を飛ばして「モ」で始まる日本語「もう」の発音に似たスペイン語moho(モオ。hは発音しない)は「黴(カビ)」の意味。日本語「モコモコする」の「モコ」の発音のスペイン語 moco(鼻水)がある。


「物」の発音のスペイン語mono「猿。可愛い」がある。¡Qué mono!(なんて可愛いんだろう!)のように使う。女性名詞に対してはmonaとなる。bonito/a(ボニート/ ボニータ)は「きれい」に近い「可愛い」だ。「きれい」の意味のguapo/a(グアポ/ グアパ)が人に使われるとguapo「イケメン」guapa「美人」になるんだ。


日本だと赤ん坊には「可愛い」と言うのが普通だけど、スペインでは ¡ Qué guapo/a!(なんてイケメン / 美人なんだ!)と大人を褒める表現を使うのが普通なのである。


スペイン語では赤ちゃんの性別を間違えないように褒めなければならない。他人の家の犬や猫を「可愛い」と褒めるときだってオスかメスか、つまりmonoなのか monaなのかを瞬時に判断して使わなければならないのだから大変だね。

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