日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2017年12月11日) : カタルーニャのサンタクロースは「う◯ち」おじさん?

バルセロナから(2017年12月11日) : カタルーニャのサンタクロースは「う◯ち」おじさん?


カタルーニャのサンタクロースは「カガティオ」(Cagatio)という丸太人形である。


丸太を胴体にして切り口の一方を顔にした人形で、子供たちに大変な人気者だ。この人形は名前の通り、う◯ちをする(caga)おじさん(tio)、である。カタルーニャの伝統的クリスマス飾りの一つ。
 
子供たちがクリスマス前日に食べ物などをあげておくと、この人形はトゥロン(羊かんに似た味)などのお菓子を夜のうちに「う◯ち」しておいて、クリスマス当日に子供たちにプレゼントしてくれる。
 
前日に子供たちは丸太の人形に「おいしいトゥロンやチーズを沢山ウ◯チしてね」と真剣に祈ったり、このための歌を歌って、嬉しいプレゼントを待つ。
 翌日のクリスマス当日、丸太人形のお尻の下にプレゼントのお菓子を見付けて子供たちは感性を挙げて大喜び。


日本人には不可思議に映るクリスマス風景だが、カタルーニャの子供たちにとっては異文化のサンタクロースよりもずっと親しみの持てる夢の対象なのである。
ここでは「う◯ち」は豊穣や繁栄の象徴なのだ。

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