日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2017年12月21日) : 「東西ヨーロッパ」「北米」「南米」への一人旅へ出た、あの歴史的な世界動乱期前夜のこと

バルセロナから(2017年12月21日) : 「東西ヨーロッパ」「北米」「南米」への一人旅へ出た、あの歴史的な世界動乱期前夜のこと



日本がバブル絶頂期を迎えようとしていた時期、私は日本を出た。



 母は、昭和天皇の崩御を報じた新聞記事を、ヨーロッパの旅先まで送ってくれた。日本では元号が昭和から平成に変わり、世界ではベルリンの壁が崩壊した。ソビエト連邦が崩れ去り、東西の冷戦が終わりを告げるころ、永遠に続くかのように思われた日本の好景気、バブルも崩壊の兆しが見えてきた。思えば、世界の動乱期に私は日本を後にしていた。


まずは1988年の4月にスペインに入り、その年の暮れ、そこからメキシコへ移動した。目的の一つは南米に足を踏み入れ、一人旅をすることだった。当時のラテンアメリカはまだ治安や衛生面で未知の部分があり、準備に怠りは許されない状況だった。それで私は、南米の旅の足慣らしに、と東西ヨーロッパを巡り歩き、アメリカ・カナダをグレイハウンドのバスで回ってから、南米に足を踏み入れることにした。


写真は、1989年夏の東西ヨーロッパの旅の前に通ったメキシコシティの英語学校の仲間と撮ったもの。メキシコ人とスペイン人、それに他の中南米出身者というクラスメートとスペイン語なまりの英語を楽しみつつ旅先の情報を得ていった。

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