日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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サンティアゴ巡礼「銀の道」及び「フランス人の道」(Camino de Santiago de la Plata y Francés)2019: 巡礼3日目(el 3er. día)「最初の難所を突破」(Atravesé el primer camino difícil)

#サンティアゴ巡礼(Camino de Santiago) #俳句(Haiku) #オリーブの花

(flor del olivo)


サンティアゴ巡礼「銀の道」及び「フランス人の道」(Camino de Santiago de la Plata y Francés)2019: 巡礼3日目(el 3er. día)「最初の難所を突破」(Atravesé el primer camino difícil)


El 30 de julio

巡礼3日目(el 3er. día)はCASTILBLANCO DE LOS ARROYOS – ALMADÉN DE LA PLATA (28,8 KM)。


最初の難所を突破した。巡礼2日目までが既に結構な厳しさだったが、昨日、地元の人に、3日目の道のほうがもっと大変だ、と言われた。


行程表を見ると距離が30km近くで、アップダウンの激しい道のりである。覚悟して歩いたが、私にとっては方向の頼りである黃矢印がしっかりしていたし、見失わずに済んだので、それほどでもなかった。


巡礼の敵は、距離やアップダウンの激しさではなく、景色の「単調さ」なのだと思った(Pensé que el enemigo de la peregrinación no era la distancia y la intensidad de los altibajos, sino la "monotonía" del paisaje)。


2日目までの黃矢印の見失いと、野中の平坦な一本道の単調さに比べれば3日目の道は寧ろまともであった。


自分が進んでいるのかどうかさえも疑わしくなる「どこまで行っても変わらない風景」の中をひたすら歩くのは、きついものである。暑さは、覚悟して来たことだから、問題には挙げられない。


最初の3日目ぐらいまでのルートが厳しく険しいのは、観光気分の巡礼者には早々にふるいをかけ諦めてもらう、といった古来の本物の巡礼者たちの知恵が感じられる。

なにはともあれ、最初の難所を突破した(De todos modos atravesé el primer camino difícil)。


巡礼中、強い日差しを凌ぎにオリーブの木陰に入ると、今しがた私の頬をかすめた小さな風までもがオリーブの花の陰へ逃れ隠れた。その時の一句(Cuando entré en la sombra del olivo sobre la fuerte luz del sol, incluso el pequeño viento que me acarició la mejilla escapó a la sombra de la flor de olivo.

El haiku que hice en ese momento)。


オリーブの

花陰へ逃がる

小さき風

(Oriibu no

Hanakage e nogaru

Chisaki kaze)


A la sombra de la flor del olivo

Escapó

El pequeño viento

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写真(la foto)は、3日目の早朝、まだ陽の上らないうちの朝食(desayuno)風景。

アルベルゲで一緒だったビルバオの女性二人そしてメリダの男性と巡礼路途中のbarで軽い朝食を摂りながら束の間の談笑を楽しんだ。

私はヘッドライトを装備しながらサングラスを用意している、という出で立ち(Llevé la linterna para la cabeza y las gafas de sol)。今は真っ暗な未明でも、やがて眩しい朝日が差し込み、サングラスの出番ということになる。

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