バルセロナから(2017年11月12日) : 最初のスペイン語習得奮闘時代を振り返る
バルセロナから(2017年11月12日) : 最初のスペイン語習得奮闘時代を振り返る
スペインに語学修行に来る前は日本で早朝のスペイン語ラジオ講座を聞いていただけだった。マドリードの語学学校で初めてスペイン語を習ったことになる。
無謀だと言う知人もいた。だが、実際に現地に行って初めて使えるスペイン語が身につく、と信じていたので不安には思わなかった。
マドリードの語学学校では毎日5時間ぐらい授業を受けたが、スペイン語でスペイン語を習う、という直接法授業で最初の3ヶ月間は殆ど分からないままだった。
ある教師が授業中に"A ver"(さて)と漏らすのを耳にすると、その日は"A ver"と繰り返しながら覚える。こんな涙ぐましい奮闘が3ヶ月続いた。懐かしいスペイン語修行時代の思い出である。
そうしたなかでも何よりも楽しみだったのは、世界中からやって来た若い語学仲間との交流だった。