日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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サンティアゴ巡礼2019「銀の道」及び「フランス人の道」を歩き終えて(Después de caminar el Camino de Santiago de la Plata y Francés) : El 11 y 12 de septiembre 「喜びで転ぶ」(Caer con alegría)

サンティアゴ巡礼2019「銀の道」及び「フランス人の道」を歩き終えて(Después de caminar el Camino de Santiago de la Plata y Francés) : El 11 y 12 de septiembre 「喜びで転ぶ」(Caer con alegría)


今回のサンティアゴ巡礼を歩き終えて、アッと言う間に1週間近くになった。


巡礼中は毎朝5:30にアラームが鳴るようにタイマーをセットしておいたが、今はゆったりと朝を迎える。


私は、巡礼中の朝まだ暗いうちにその日の出発準備をする凛とした雰囲気が好きだった。


アルベルゲの暗がりの中、他の巡礼者に迷惑にならぬように、手早く、要領よく荷物を纏める。


バックパックを背負い出立準備が整った巡礼者たちは、互いに目と目で無言の挨拶をして、その日の行脚へと発つ。


戦場へ向かう兵士のように未明の巡礼へ旅立つ。ヘッドライトを頼りに長い影たちが暗闇の巡礼路を黙して歩んで行く。


東の空から次第に明みが差して来て、いよいよ暁光が朱を滲ませたように息を呑む鮮やかな朝焼けが広がり、黙々と歩いていた巡礼者たちも立ち止まり、あちこちで言葉にならない声を挙げる。


こうした夢のような記憶が重なって、それぞれの巡礼が満願成就した際には、喜びが爆発するのである。


写真(la foto)は、サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂に到着後、「よろ転び」(喜びで転ぶ

: Caer con alegría) をする私。

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