再びの欧州ひとり旅(29日目。2017年7月29日) : ローマ最終日に「真実の口」に手を突っ込み「ローマの休日」を真似てギャーとおどけてみる
再びの欧州ひとり旅(29日目。2017年7月29日) : ローマ最終日に「真実の口」に手を突っ込み「ローマの休日」を真似てギャーとおどけてみる
ローマ最終日。もともと観光が目的ではないので、今日は映画「ローマの休日」で印象的なシーンがあった「真実の口」を訪問して周辺を散策するのみにする。私も手を思い切り噛まれて、ギャー、とおどけてみた。
いまだにヘップバーンのイメージに頼らざるを得ないのがイタリア観光の現状なのか。街のあちこちで彼女の写真が貼られている。どちらかと言うとマフィアの抗争の中に人間の哀感を描いた「ゴッドファーザー」のイメージが今回のイタリアの旅の私の印象だが。前回の旅ではシチリア島に着いたとたんナンバー2が捕まった、など生々しい歓迎を受けた。今回はイタリアの生活の中で危なっかしさをふんだんに感じた。
つい現在住んでいるスペインと比べてしまうが、近代国家としての成熟度は文句なしにスペインに軍配だ。おごれる者久しからず。両者とも覇権を誇っていた時期があるが、それをどう近代国家の形成や成熟に活かしてきたか、その差が歴然と出ている。スペインは良い国造りをして来ている、と改めて思う。
明日はボローニャへ。