日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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再びの欧州ひとり旅(5日目。2017 年7月5日):クロアチアから旧ユーゴスラビア3番目の訪問国セルビア国のベオグラードに入り何かほろ苦さを噛み締める

再びの欧州ひとり旅(5日目。2017 年7月5日):クロアチアから旧ユーゴスラビア3番目の訪問国セルビア国のベオグラードに入り何かほろ苦さを噛み締める



ああ、これぞあの当時のベアグラード。先行きの見えない猥雑感と無力感と。今朝クロアチア国のザグレグ市から6時間ほどかけてバスで東南に位置するセルビア国のベオグラードに移動した。


29年前のあの記憶が蘇る。ここは社会主義国時代の旧ユーゴスラビアの首都だったが、その妙なプライドがマイナスに働いて来たようだ。ベオグラードに降り立ってすぐに感じたのは、いかにも怪しげで殺伐とした雰囲気であった。


バスを降りて数分も経たないうちに待ち構えていた男たちが、タクシー?と言いながら5, 6人も私の腕を掴んで来る。その手を強く振り解いて、バスターミナルの切符売り場へ向かう。次の目的地ボスニア・ヘルツェゴビナ国にサラエボ行きの乗車券をかっておいた。この街では旅の草鞋は脱げない。今晩の夜行バスで移動する。


ここへ来る前のクロアチア国のザグレグ市は資本主義体制と比較的うまく付き合えているようだったのだが次に訪問したこのセルビア国のベオグラード市はどうなのか。


旧ユーゴスラビアが1989年のベルリンの壁崩壊後に分離独立し小さな国々が次々と誕生した。今はどうなっているのだろう、という想いで今回の欧州の旅をしているが、ベオグラードへ来て、何かほろ苦い味を噛み締めている。


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