日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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再びの欧州ひとり旅(3日目。2017 年7月3日):イタリア東端の町トリエステからいよいよ旧ユーゴスラビアの1つスロベニアに入り恵みの小雨に迎えられる

再びの欧州ひとり旅(3日目。2017 年7月3日):イタリア東端の町トリエステからいよいよ旧ユーゴスラビアの1つスロベニアに入り恵みの小雨に迎えられる



今日は早朝にイタリアの東端の町トリエステから国境を越えてスロベニアのコペルへ行くバスを待っていると、見知らぬ人が私に話し掛けてきた。私のリュックに下げてあるサンティアゴ巡礼の象徴である貝殻を見て巡礼の話を始めたのだった。初対面にも関わらず旧知の友のようにバスの中でも大いに話が弾んだ。



 彼とはコペルで別れ、私は次のリュブリャナ(Liubliana)に入った。スロベニアの首都に入ったのである。東欧の薫りを十分放っていた。しかし、ここまで来て気付いたのだが、そう言えばイタリアからスロベニアに入るときにパスポートコントロールがなかった。


EUからEU圏外に入ったのにパスポートの提示とか要求されなかったのである。たぶん2国に渡る国境沿いの小さな町同士では町民の行き来が日常茶飯事なのだろう。国籍など誰も問わないのである。ほんの10分ほどのバス乗車で国境を越えたのだから。
 
さて、リュブリャナに入って川のほとりに宿を決めて散歩に出る。リュブリャニツァ川(Ljubljanica)ふもとの宿を出てすぐの橋の写真を撮ったが、橋の入口で迎えてくれた吠える怪獣像のせいか、いつの間にか黒雲が湧き起こり、私にとっては久しぶりのにわか雨が降ってきて、私にとっては心地良い久しぶりの涼を呼んだ。


旧ユーゴスラビアから分離独立した7つの国々の1つスロベニアは、ヨーロッパの一員である自覚のもと、懸命に建国の道を歩んでいる、と観た。灼熱の夏日のイタリアを抜け、新興の欧州国であるスロベニアで恵みの小雨を歩きながら私は、スロベニアに清々しい青年を感じ取っていた。


明日はクロアチアに入る。楽しみにしている国である。

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