日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから (2017年10月6日) : 「嫉妬」は男偏にしたら?という都知事の言葉を耳にして想う


バルセロナから (2017年10月6日) : 「嫉妬」は男偏にしたら?という都知事の言葉を耳にして想う


日本のニュース番組を見ていたら都知事が「政治の世界では男の嫉妬が凄い」と言っていた。更に彼女が「嫉妬という漢字は女偏だけど男偏にしたらどうか」と続けた。男の世界である政界を渡り歩いて来た彼女だからこその実感のこもったコメントである。
 
日本の政界で女性が上に登りつめていく過程では、単に女性であるという理由だけで、オジサンたちの露骨な妨害や嫌がらせがあったであろうことは想像に難くない。それに加えて同性に厳しい女性たちからも足を引っ張られて来たんだろうな、と容易に推測できる。


それにしても、衆院選公示が目前のここ数日の情報番組での都知事への個人攻撃は度を越していて眉をひそめるほどだ。気になって他の局の情報番組をハシゴして観てみたが、まるで申し合わせたように都知事の揚げ足取りをやっている。日本ではライバル政党でなくマスコミがこんなネガティブキャンペーンをするのか、と正直驚いた。


因みに、世界経済フォーラム(WEF)のジェンダー・ギャップ指数(男女平等の度合い)2016年版では日本の順位は144カ国中111位だそうだ。
 
人類の半分は女性である。政界だけでなく女性たちが活き活きと進出できるような日本社会でありたいものだ。そして、オジサンたちは「嫉妬」が男偏にならないようにしたいものだ。(^^)

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