日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2017年10月17日) : 魔女?が主役のスベインのハロウィンとメキシコの死者の日が近づき日本の「魔女狩り」に想いを致す

バルセロナから(2017年10月17日) : 魔女?が主役のスベインのハロウィンとメキシコの死者の日が近づき日本の「魔女狩り」に想いを致す



地元のフェリアで見たガイコツ、いや、よく見ると魔女のようにも見える。店先に魔女を飾るのはハロウインが近いことも関係あるのだろう。魔女の上に吊るされていたり前に置かれているのは地元産のソーセージや生ハム、加工肉だ。



魔女と言えば、国政との二足の草鞋に都知事が批判の矢面に立たされているようだが、日本のマスコミの彼女に対する一斉ネガティブキャンペーンはちょっと酷いもので、殆ど魔女狩りのようにも見える。彼女の発した「排除」という言葉がセンセーショナルに扱われているようだが、もともと記者の「排除するんですか」という質問にオウム返しに答えた言葉が、いかにも彼女から発したようにされ魔女狩りに使われているのは、分かっている人も少なくないはず。「男前」な彼女は言い訳を言わない。ひとつの言葉の響きに左右され情緒に流れがちの日本の政治風土に呆れているようにも思える。そんな「男前」を垣間見せる女性政治家に「女のくせに生意気だ」と又カチンと来る人も男女問わず多いのも現在の日本の状況だ。


 情緒に左右されがちな日本社会においては女性が上を目指して登り抜け社会の「ガラスの天井を破る」のは大変だ。私が心配しているのは日本のマスコミ、「日本のジャーナリズムの質」だが、これについては別の機会に話そうと思う。



さて、スペインではハロウィン(Halloween)はあまり盛んではない。同じキリスト教圏でもハロウィンはプロテスタントが中心らしい。


カトリックのスペインでは宗教的にはほとんど興味がないようだ。プロテスタントの多い英語圏からの輸入フィエスタとして仮装を楽しむ人たちはいるが日本ほどの盛り上がりはない。


ハロウィンの日が近づくと、数年前に居たメキシコでの「死者の日」(Día de Muertos)が思い出される。カトリックが重要視する11月1日(ハロウィンの翌日)の「諸聖人の日」がラテンアメリカ、特にメキシコで祝祭として定着したものだ。


この日はメキシコではガイコツなど死にまつわる物や仮装で溢れる。11月1日は子供の魂が、2日は大人の魂が戻る日とされ、日本のお盆の意味合いになるようだが、極めて陽気なお祭りになっていて死者への親近感が日本とは文化的違いとして印象的だった。

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