バルセロナから(2017年9月11日):黄金地に4本の赤線のケーキを見てカタルーニャ独立運動を思い起こす
バルセロナから(2017年9月11日):黄金地に4本の赤線のケーキを見てカタルーニャ独立運動を思い起こす
今日の散歩ではケーキ屋を覗いて、ああ、そうか、と9月のあの祝日を思い出した。
バルセロナは珍しく雨。傘を片手に家を出て坂道を上って行くと、大通りに行き着く手前にケーキ屋がある。ショーウィンドウに並べられているケーキの中でひときわ目についたのが黃色と赤の配色が目立つ二つのケーキである。
写真左下の、黄金地に赤線4本のデザインのケーキは「サニェーラ」と呼ばれるカタルーニャ州の旗。
このサニェーラに星を配した旗がカタルーニャの独立を主張する人たちが掲げる「アスタラーダ」と呼ばれる旗である。普通の独立旗は青の三角に白の星を付けたものだが、このケーキのように黄色の三角に赤の星を付けたものは社会主義独立派の旗である。
9月11日はカタルーニャ国民の日「ディアダ」で、カタルーニャ地方のスペインからの分離独立を主張するデモ行進が毎年大々的に行われる。
今年はどんな「ディアダ」になるのだろう。