日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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再びの欧州ひとり旅(9日目。2017 年7月9日):旧ユーゴスラビア7番目の訪問国マケドニアからかつて鎖国状態だったアルバニアに入り厳しい現実を目にして佇む

再びの欧州ひとり旅(9日目。2017 年7月9日):旧ユーゴスラビア7番目の訪問国マケドニアからかつて鎖国状態だったアルバニアに入り厳しい現実を目にして佇む



今朝はマケドニア国のスコピエから8 時間ほどかけてアルバニア国の首都ティラダに移動した。前回旧ユーゴスラビアを訪れギリシャへ抜ける旅をした1989年当時のアルバニアは鎖国状態という情報から敢えて寄らなかった国に、今回、スムーズに入国できたのでちょっと肩透かしの感じさえもした。


アルバニアに入ってバスの車窓から様子を眺めていた。遠くから見ると美しい山川に恵まれ、ということであるが、いよいよ首都ティラダに近くなって来ると、河川の汚れの酷さや、少女たちがゴミ箱の中を覗いているのが目に入り、胸を痛める。


バスを降りて首都の中心街を歩けば、小綺麗なカフェで市民が夕暮れ時を楽しんでいるのはいいが、旧ユーゴスラビアの分離独立諸国と同様に、食べている物と言えばハンバーガーばかり。日本の鎖国時代は大いなる日本文化の成熟を見たのに比して、アルバニア独自の文化の匂いが、私のような通りすがりの旅人には気づけなかった。ちょっぴり残念な訪問印象ではあった。


何はともあれ、旧ユーゴスラビアの諸国とアルバニア訪問が今回の旅のメインテーマだったので、旅の大きな目的はほぼ達成できた。
 明日はギリシャへ向かう。普通の観光気分になるだろう。


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