日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

本ブログ(その1)は ☛ http://urgell.blog62.fc2.com/ をご覧下さい。

バルセロナから(2017年9月1日): 日本語授業が「人生の悦び」に昇格か 

バルセロナから(2017年9月1日): 日本語授業が「人生の悦び」に昇格か 



 新学期が始まって2日目の日本語授業を終えて、やっぱり授業はいいなあ、と思わず口から出る。今日の授業はレベル3のクラスで夏休み報告の作文を観ることから始めた。


良い文章を書いてきた学生には二重丸の花丸に日の丸まで立ててやった。もういい大人の学生たちだが、満面の笑みで喜ぶ。私もスペイン語修行時代は自分よりかなり年下の女性教師がまるで母親のように見えていた。語学教師というのは学生にとって年齢に関係なく親も同然なのだ。
 
帰路、バルセロナ旧市街を歩きながら、おお、と思った、、、日本語クラスの授業という行為が遂に旅をするという行為に肩を並べるほどになったか、つまり人生の悦(よろこ)びに匹敵するまでに昇格したか、と。


私にとって「旅」は単なる趣味を超えて「人生の悦び」の位置に置かれているが「日本語を外国人に教える」という生業もその位置まで登り詰めたか、という感慨を抱いたのである。

×

非ログインユーザーとして返信する