日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年3月16日<その2>) : 「子供」と「子ども」、どちらで書くか

バルセロナから(2018年3月16日<その2>) : 「子供」と「子ども」、どちらで書くか


バルセロナのスイーツ店やチョコレート店がどうもキャンペーンに力を入れているような気がする。何となく対象が子供だということが分かるのは、チョコで作った恐竜や動物が甘い物屋の店先で目立つからである。


4月15日がスペインの子供の日だが、まだ1ヶ月ほど先だ。よく聞いてみると、マドリードはどういうわけか3月13日だったそうで、その他の地域は1ヶ月間キャンペーンをやっているのだろうか。とにかくチョコレート屋やおもちゃ屋が張り切っているのは子供の日へ向けてらしい。


ところで、日本語では一時期「こども」を「子供」と書くのを避けて「子ども」と書くのが良いという意見が話題になり、事実、その影響を受けたのか、新聞など、テレビのテロップ、ネット上の文章でも「子ども」という表記が目立った記憶がある。しかし、数念前からあまり問題にしないで「子供」という表記も使われている印象がある。


調べてみると、文科省が2013年、公用文中の「子ども」の表記を「子供」に統一した、と複数の新聞が報じたという。同省の公文書では常用漢字を使うのが原則だが、「こども」については一時期、「子供」ではなく「子ども」が多用されてきた。それは、「供」という字が「お供え物」「お供する」などを連想させ、差別的な印象を与えるというのがその理由だったらしい。


そもそも「子供」という表記が「子ども」に比して差別的とは思えない。むしろ「子ども」のほうが見下した表記だと感じられる。「子供」と書けば熟語として「大人」の対義語として認識できるが、「子ども」と書くと、接尾語「ども」が強調され、相手を見下した「おい、テメエども」とか、自分自身を卑しめる「私ども」のような語感を持つからである。

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