バルセロナから(2018年2月27日<その2>) : バルセロナに雪が降る
バルセロナから(2018年2月27日<その2>) : バルセロナに雪が降る
今日は晩冬の地中海を見にバルセロネータ海岸まで行ってみた。途中、視界に何やら白い物がヒラヒラと舞い降りてくるのを感じた。何だろう、そう言えば先日アーモンドの木に白く小さな花がついていたから、それが風に飛ばされたのかな?とどんよりとした2月末の寒空を仰いだ。舞い降りて来たのは、どうも花びらではなさそうだ。おお、雪だ!
私は2度のバルセロナ生活で合わせて20年ほどこの街に住んでいるが、平地に雪が降ったのを初めて見た。
どうりで、今日はいやに寒いな、と思った。春がすぐ隣で出番を待っている証拠だ。
バルセロネータで地中海に小雪が吸い込まれて行くのを眺めたあと、帰路につくと、緩い上り坂の脇で、小学生の女の子だろうか、舞い降りて来る雪を手のひらで受けては目を輝かせていた。大人たちも珍しい白い訪問客に驚き、あちこちでスマホのカメラを向け、上気しているように見えた。