日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年12月14、15日) : 『バルセロナの侍』(Samurai de Barcelona)(4)

#スペイン #バルセロナ #オリジナル小説(Novela original) #Samurai de Barcelona #バルセロナ老舗レストラン(Los Caracoles)


(*Les agradecería si pudieran comentar sobre mi novela original.)


バルセロナから(2018年12月14、15日) : 『バルセロナの侍』(Samurai de Barcelona)(4)


1. Aparición del Samurai.

(1) Una figura negra

El día amanece. Todo ha ocurrido mientras se entrenaba. Ha conseguido salvarse por los pelos, pone sus cinco sentidos en todo lo que le rodea. Permanece inmóvil y en un silencio tenso.


No sabe cuánto tiempo ha transcurrido. Durante este rato, no ha dejado de escuchar el ruido

de las hojas de los árboles sumergidos en la niebla matinal. Al girarse, lanza una piedra hacia el árbol que se incrusta en una rama podrida y se oye un leve gemido. En ese mismo instante, cae la rama al suelo y descubre que aquello que parecía una rama es el pie de una figura negra que, al llegar al suelo húmedo, rebota como si tuviese un muelle en el cuerpo y desaparece tras un

remolino de viento saltando de rama en rama.


El Samurai lo dejó escapar.


1. サムライ参上

(1)黒ずくめの男

東の空はようやく白々と明けてきた。彼は早朝のトレーニング中にこの奇妙な事件に巻き込まれたのだ。すんでのところで命拾いしたサムライは、全身の五感を研ぎ澄ませた。そのまま身じろぎひとつせず、長い沈黙を遣り過ごした。


何分ぐらい経ったであろうか、朝もやの林の中で幽かに葉の擦れる音を、サムライは聞き逃さなかった。その方向に振り向き際に、彼の手から礫(つぶて)が矢のように放たれていた。礫は古木の枝に当たりめり込んだ……と、その時、短い呻(うめ)き声が漏れた。同時にその枝は古木から離れ落下した。枝と見えたのは黒ずくめの男の脚で、落下しながら一瞬その全身を垣間見せたが、ふわりと身を翻し湿った土を蹴ったかと思うと、ゴム毬のように跳ねあがり、枝から枝へ跳び、つむじ風を残して消え去った。


サムライは深追いしなかった。

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写真は、バルセロナ老舗のレストラン「カラコレス」(Los Caracoles)で。今日は仕事仲間とクリスマスディナー会(La cena navideña) 。

日本で言うと忘年会か。スペイン人、ロシア人、フランス人、アイルランド人、メキシコ人、そして私、日本人、と国際色豊かな仲間たちと大いに食べ、飲んだ。

おっと、私は明日もフィエスタだ。今夜はこのへんで抜け出そう。

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