日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年8月11、12日) : スペインの「人情」と日本の「義理」

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バルセロナから(2018年8月11、12日) : スペインの「人情」と日本の「義理」


スペインに来たばかりのころ、立ち飲みバルでたまたま横に居て親しくなった地元の人が、いつの間にか、私の分も支払って、いつの間にか立ち去っていた、なんてことが度々あった。


粋だねスペイン人は、と思ったものだ。マドリードに住み始めた頃、スペインは日本の江戸人情の世界だ、という印象を持った。


どこの国の人も人情は自分の国が一番、と思うらしい。日本では、「義理と人情」をワンセットにして言う人が多いが、そもそも義理と人情は相容れぬものだろう。


むかし沓掛時次郎は、一宿一飯の恩義のある人への義理立てで、自分には何の恨みも無い人を殺めてしまった、という講談がある。


この義理に人情は不要だ。義理は無法を正当化するヤクザの世界に似合うのだが、今日の日本の社会にこの悪しき伝統が未だに幅を利かせている気がする。


昨今の日本を揺るがしているアマスポーツ界や教育界の組織の権力者への行き過ぎた忖度(そんたく)などは古色蒼然とした「義理」の後ろ姿だ。


とにかく、良き江戸「人情」の世界を私は日本から遙かな西班牙(スペイン)に観たのである。


日本とスペインの社会や文化を語らう会でこの日は折り鶴を愉しんだ。みんなを笑顔にする文化が日本には古えより伝えられている。

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