日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年6月3日) : カタルーニャ美術館を愉しむ

バルセロナから(2018年6月3日) : カタルーニャ美術館を愉しむ


今日は久し振りにモンジュイックの丘の上に鳳凰の如く翼を広げている美しい建物「カタルーニャ美術館」に入った。


内装も展示作品も以前とは随分と印象が違っていた。美術館として大幅に進化していた。


カタルーニャ伝統のロマネスク絵画は勿論主役に違いないが、様々な様式の絵画を揃えていて改めてこの美術館の魅力に捉えられた。


宗教画には暗い私だが、結構見入ってしまう作品が多かった。私が一緒に写っているこの写真の作品もその一つ。


ほかにゴヤ、グレコなどスペイン絵画でお馴染みの代表作級の作品があったり、ジャポニズムの影響色濃い作品などが興味深かった。


日本の浮世絵作品も入館者の関心を集めていた。


たっぷり時間を掛けて作品を見て回り、館を出ると通り雨が降ったのか、モンジュイックの丘の石段が一面濡れていた。


涼やかな風が頬を撫で、大きく息を吸い込むと、良い芸術作品を見終わった充足感が胸を満たした。

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