バルセロナから(2018年5月4日) : 廃屋のウォールアート
バルセロナから(2018年5月4日) : 廃屋のウォールアート
旧市街の路地を気ままに歩いていると、思いも掛けない風景に出逢うことがある。
いわゆるウォールアートと呼ばれる壁を利用したアートも楽しみのひとつである。
とりわけ、壁が剥き出しになった廃屋に描かれたファンタスティックなアートは通り過ぎようとする者を引き留め、その前に、暫し佇ませる。
無造作に見える荒れ地や雑草との饗宴もアーチストによって想像された風景なのだろう。
この路地を抜けると、観光客で賑わうカテドラル広場に出る。
暮れなずむ陽に誘われるように、私の足は人いきれから離れて行く。
ここを左に折れると私の好きな小径に入る。