バルセロナから(2018年4月14日) : パワハラを産む日本社会のシステムを憂う
バルセロナから(2018年4月14日) : パワハラを産む日本社会のシステムを憂う
最近の日本の報道番組を観ていると、これまでの日本社会のシステムが綻び始めたような印象を持つ。
大相撲界、レスリング界、そして政界に共通して噴出されたパワハラや忖度の問題を考えている。
日本社会には先進国の中では際立つ「軍隊を思わせる縦社会」が相変わらず残されている。
先輩、後輩という言葉がそのまま海外で紹介されるような日本の縦社会のシステムは、若者を含めて実に強力に日本人の性根に絡みついていて、ちょっとやそっとでは引き剥がせないのか。
権力の威を借りた上下の関係ではなく、それぞれの立場や役割の機能を理解した人間としての「対等性」が当たり前になる社会に、そろそろ日本社会も衣替えしなければ、国際社会の失笑を買ってしまうなあ、と想うこのごろ。