日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年2月28日<その2>) : 「お返事⁄ご返事」?「お電話/ご電話」??

バルセロナから(2018年2月28日<その2>) : 「お返事⁄ご返事」?「お電話/ご電話」??


今日の日本語クラスで「お…」「ご…」の使い分けについて説明しているうちに妙なことに気づいた。

基本的には「和語」と認識される語には「お」を、「漢語」と認識されるには「ご」を頭につけるのだが、それでは「お電話」はどうなのか?原則から言うと「ご電話」?? う~む。

「電話」は近代の日本に新しく採用した語だから形は漢語でも「ご」はつかない。


考えてみれば、この「お電話」は電話器そのものを指しているわけではなく「電話するという行為や内容」を指しているのだから「お鍋」や「お箸」などの並の美化語(上品な言い方)とは一線を画す。


では「お返事」はどうか。漢語に付くのだから原則は「ご返事」のはず。これは「お電話」に引かれて「お」をつけるようになったようだ。


こんなことを考えた切っ掛けは日本語テキストに「ご本」という表現が出てきて学生たちの好奇心をくすぐらせ、「お」と「ご」の使い分けの質問が出たからである。

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