日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年2月23日<その2>) : こんな所に「見ざる言わざる聞かざる」の3猿が

バルセロナから(2018年2月23日<その2>) : こんな所に「見ざる言わざる聞かざる」の3猿が


数年前に日本から買って来たパソコンがとうとうウンともスンとも言わなくなった。そろそろガタが来ていることは分かっていたが、なだめすかし何とか使ってきたが、いよいよ年貢の納め時か。

この分野に精通している友人に診てもらうためパソコンを持って夜のグラシア通りへ。

華やかなバルセロナの銀座通りだ。

何気なく寝具店のショウウインドウを覗いていると、何とそこに3匹の猿がいるではないか。しかも、それぞれ目と口と耳を塞いでいる。

「見ざる言わざる聞かざる」と言えば、日本の日光東照宮の三猿が有名だが、どうも世界のあちこちに古くからの言い伝えや三猿の像や絵が残っているようだ。

英語では"Three wise monkey : see no evil, hear no evil, speak no evil".と言う諺があり、スペイン語でも" Los tres monos sabios : no ver, no oir y no hablar cosas inapropiadas".とある。

また、孔子の『論語』には「礼にあらざるものを視るなかれ、聴くなかれ、言うなかれ、おこなうなかれ」とある。

世界ではいろいろな解釈をされている言葉だが、日本の「三猿」の教訓は、いささか為政者の都合の良いように解釈されて来たような気がする。

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