バルセロナから(2018年2月15日<その2>) : ユニークなマネキンにヨーロッパ人の感性を観る
バルセロナから(2018年2月15日<その2>) : ユニークなマネキンにヨーロッパ人の感性を観る
スペインのマネキンはユニークなものが多い。ガスマスクや動物のマスクを着けたもの、中には紙袋を被ったり顔が花になっていたりするものもある。日本だと、ユニークさよりも万人に受け入れられるようなカッコいい、あるいはカワイイマネキンが多いだろう。
バルセロナの街をブラブラと散歩がてらにショウウインドウを覗いてみると、こちらでは普通であることをできるだけ避けて、何かインパクトのある印象的なディスプレイを意図的にやっていることが分かる。
文化の違いとも言えるが、何よりもユニークさを好み尊重するヨーロッパ人の人間観と「個人の自律と自立」に共感する感性が長い歴史の中で涵養されてきた証しを見せられた気がする。