バルセロナから(2018年1月26日) : 冬の冷たい雨の中、スペイン陶器に見入る
バルセロナから(2018年1月26日) : 冬の冷たい雨の中、スペイン陶器に見入る
今日のバルセロナは珍しく朝からしとしと雨。昨日までは、日増しに暖かくなってきたなあ、と思っていたが、今朝は一転、冬の冷たい雨に、街を行く人々も傘の下で背を丸めていた。
日本語授業を二つ終えると外はもう薄暗くなっていた。冷たいしとしと雨はまだ降り続いていた。足元の水溜りを避けながら、旧市街の洒落た小径を行く。ひときわ目を引く陶器店を覗いてみると、その深みのある模様、色合いにすっかり見入ってしまっていた。
傘から滴り落ちる冷たい雫に急かされ、家路につく。もうひと冬来るかな、と傘の下から銀色の空を見遣る。