日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2017年12月7日) : 日本語はどのように変化していくのか、を考える(その2)<写真: 冬の西日を受けて池に映る姿に鳩が>

バルセロナから(2017年12月7日) : 日本語はどのように変化していくのか、を考える(その2)<写真: 冬の西日を受けて池に映る姿に鳩が>


前稿(その1)で、スペイン語の不規則動詞をまだ幼い我が子に厳しく教える若いスペイン人の母親の迫力に慄(おのの)いた経験を記した。


日本の親との母語への向き合い方に乖離があることはすぐに気づいた。単に子への母語の伝承という視点だけでなく、言語に対する考え方そのものに大きな違いがあるのだろうか。


スペイン人の母語への姿勢を見せ付けられて、逆に「日本人の言語観」とも言うべき世界を垣間見てしまった気がして、闇の中への墜落を感じ軽い目眩を覚えた。


 通じればいいじゃないか、幼い子供にそこまで厳しく母語を教え込む必要はない、という日本語母語者の声が聞こえて来そうである。
 (この稿つづく)


さて、今日の一枚は、私の住む区域の区役所を撮ったもの。その姿を冬の西日を受けて見事に池に映している光景を撮ったのだが、シャッターを押す瞬間に一羽の鳩が。

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