日本語教育・日本語そして日本についても考えてみたい(その2)

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バルセロナから(2018年8月9、10日) : 旅を栖(すみか)とする

#スペイン #バルセロナ #西日本豪雨 #騎馬民族


バルセロナから(2018年8月9、10日) : 旅を栖(すみか)とする


治承四年卯月廿九日のころ、中の御門京極のほどより、大なるつじかぜ起りて、六條わたりまで、いかめしく吹きけること侍りき。三四町をかけて吹きまくるに、その中にこもれる家ども、大なるもちひさきも、一つとしてやぶれざるはなし。さながらひらにたふれたるもあり。けたはしらばかり殘れるもあり。


東日本大震災から7年。今度は台風の影響の豪雨が西日本を襲った。


2018年7月3日台風7号が九州に接近した前日、バルセロナから東京に着いた私は予定通り静岡に移動。雲間から一瞬魅せた富士山の勇姿を目に焼き付けた。すぐさま四国を巡る旅に出た。


その後は台風と豪雨との隙間を縫うようにして四国四県を走り巡った。


しかし、またもや「想定外」の大自然の前に日本人の経験と知恵は無力感を噛み締めた。この西日本豪雨で200人を超える犠牲者が出た。


旅を栖(すみか)とする私は騎馬民族の血を引いているのだろうか。土地に固執する発想を持ち合わせていない。私は馬を駆って広い世界を住み歩く夢を見る。


その夢をほんのひとときだけ実現したことがある。あるとき、モンゴルの果てること無き大草原の風を疾走する馬の背で感じることが出来た。その夜は、遊牧民の移動式住居、ゲルに床をとった。至福のひとときだった。

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